ラブリコの使い方を写真で説明する件(棚板取り付け編)

 

過去にキッチンに作ったテーブル。そこにラブリコで支柱を立てたのが過去記事の出来事。今度はガチャ柱で棚をつけてみたいと思います。

 

 

この記事は、過去記事からの続きモノです。前の記事をまだお読みでない方は是非ご一読ください。

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過去記事:ラブリコの使い方を写真で説明する件(柱編)




さて前回はラブリコで支柱を立てるところまで出来ました

今回は棚を設置します。

ガチャ柱による設置方法をさっさと読みたい方は前置きを飛ばしてください

 

 

 

 

ラブリコでの棚板設置方法を比較

なんと、棚のつけ方はひとつとは限りません

まず、どのようなやり方があるのかを調査していきます。




1.シェルフサポート

ラブリコパーツの中に、シェルフサポートというアイテムがあります。



↑の写真のように、支柱にシェルフサポートを取り付け、その上にツーバイ材を載せて棚として使う方法がまずひとつ。


・メリット

  • 耐荷重が高い(1棚につき30kgまで)
  • 支柱と同じツーバイ材を棚に使うので、デザインの親和性が高い
  • 気軽に追加できる(ただし4段まで)

・デメリット

  • 棚の長さは1200mmまで
  • 段数は4段まで
  • 棚の奥行きが狭い(ツーバイ材そのままなので)
  • サポートを取り付ける時、左右の高さを揃えるのが大変 
  • 一度付けたら微調整ができない


いきなりデメリットのほうが項目多いですね。

 

棚が狭いというデメリットについては、支柱を手前に増設して4点で支え、上から大きな棚板を乗せるなどの対処法が考えられます。

うーん、手間が増えますね。




2.棚受け金具

一般的な市販品の棚受け金具を使う方法がふたつめ。

(アングル・シェルフ・ブラケットなど呼び方は様々)


・メリット

  • 好みのデザインの金具を選べる
  • 棚板の選択肢も広がる

・デメリット

  • 耐荷重は下がる(柱1本につき20kg)
  • 金具そのものの耐荷重も考える必要がある
  • 取り付ける時、左右の高さを揃えるのが大変
  • 一度取り付けたら微調整ができない


耐荷重につきましては、柱の片側のみに荷重がかかる方式になりますので、柱1本につき20kgという計算になります。

これは、金具も棚板も積載物も、すべて含んで計算した数値です。


耐荷重は柱2本で40kgという計算ですが、金具本体は40kgに耐えられるんでしょうか

金具が負けて落ちてきたら困るので、本棚にはできませんね。オシャレ小物を乗せる程度でしょう。

 

 

 

3.ガチャ柱

 今回の記事で取り扱うのが、このガチャ柱です。

(棚柱・棚受けレールなどとも呼ばれます)

 

↑のような製品に、棚柱用ブラケットを組み合わせます。

こんなかんじです。この上に棚板を置いて完成です。


・メリット

  • ガチャ柱を設置してしまえば、棚の高さを細かく調整できる
  • 複数段の棚を取り付けやすい
  • 棚板の選択肢が広がる

・デメリット

  • 耐荷重は下がる(柱1本につき20kg)
  • 金具そのものの耐荷重も考える必要がある
  • 取り付ける時、左右の高さを揃えるのが大変
  • 取り付けネジがジャマして、意外と複数段を付けにくい 
  • ラブリコジョイントがジャマして、意外と短いものしか付かなかったです(汗)


デメリットに関しては、2.棚受け金具似たり寄ったりです。 

こちらも柱の片側にのみ荷重がかかる方式になります。

 

 

 

今回ガチャ柱を使おうと思い立った理由ですが。

ホームセンターでなんとなく目に入ったからです。

ほら、棚の高さも変えれますしね。悪くないだろぅ(松陰寺感)

 

 

 

 

ラブリコの支柱にガチャ柱を付けて棚を設置する手順

それでは、素人が日曜大工する様子をご覧ください↓↓



1.好みの色のガチャ柱を入手

棚柱・棚受けレールとも呼ばれます。

近所のホームセンターで買ってきました。全長600mmです。

 

同じモデルをネットでお求めの際は、楽天で「シングルサポート」と検索するとヒットするみたいです。

もちろん、同じ製品でなくとも棚の設置作業に問題はありません。

ブラケットを刺せるような縦長の穴がある製品であればいいです。 


余談ですが、シングルのほかにダブルもあります。

 

 

 

 

2.ガチャ柱を取り付けるネジを選ぶ

取り付けネジは同梱されていませんでしたので、自分で探します。

木材に取り付けるので、ホームセンターの木ネジコーナーから使うネジを探します。

 

 

ネットの店舗によっては、取り付けネジをサービスでつけてくれるところもあるようです。

ホームセンターの中でノーヒントでサイズを選ぶという罰ゲーム手間を省きたい方は、ネット店舗での商品説明をくわしく読んでみてください。

 

 

 

※ ツーバイ材の厚さからネジサイズを導き出す

 

さて、どれくらいの長さのネジがいいでしょうか。

 

ツーバイ材の厚さは38mmです。

ガチャ柱の厚さは不明ですが、40mmのネジならツーバイ材を貫通することはないでしょう。

これにしました↑

 

ホームセンターのネジコーナーにはいろんなサイズのネジサンプルが置いてあったりします。

そこにガチャ柱の穴をあててネジ径を調べたところ、4mmがちょうどよさそうでした。




3.ガチャ柱用のブラケットを入手

(棚受け・棚受け金具とも呼びます)

店舗だと、ガチャ柱売り場のすぐそばでブラケットも売っているはずです。

ネットで探す場合は「棚柱 ブラケット」などで検索しましょう。


※ サイズ選びで気を付けること


ブラケットのサイズ ≦ 棚板の奥行きサイズ

です。

等しいか、棚板のほうが大きいか。

 


棚板の奥行きサイズに悩んでいるなら、ブラケットのサイズから決めてもいいと思います。

だから私は250mm!





4.棚板のサイズ・素材を決めて入手する

棚板の奥行きサイズが決まったところで、棚板も入手しましょう。

奥行きは250mm。

あとは板厚横幅木の材質を決めていきます。



※ 「ノーヒントで漠然と選べ」と言われても困りますね


何を買ったらいいかワケワカメな方は、とりあえず私の失敗談を読んでみてはどうでしょうか↓

過去記事:ラブリコで棚を作るときに弱い板を選んでしまった件

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・・・?

ごちゃごちゃ書かれてもよくわからない?

ごもっともです!

 

パイン集成材ならホームセンターで簡単に手に入りますし、大体のものが頑丈です。

横幅1400x奥行き250x板厚25ミリ。

これで重量5kgです。棚が2段なら10kg。

あとは耐荷重の数値と相談して決めましょう。

 

 

 

 

最後に、ブラケットに棚板を固定するのにネジを入手します。

大体こんなの↓



 

 

 

5.ガチャ柱のネジ位置を決め、支柱に印をつける

必要なものがそろったところで、いよいよ取り付けに入ります。

 

棚に手が届きやすいエリアを事前に決めておきます。

そして、そのエリアをカバーできる位置にガチャ柱を取り付けることとします。



今回私が選んだガチャ柱は上下2点留めです。

まずは下の穴位置を印付けします。


床からメジャーで距離を計測するとプルプル震えそうなので、ジョイントからの距離を差し金で測ることにしました。


ホームセンターでツーバイ材を切り出してもらっているので、長さは均等なはず

上の穴位置も同様に。

反対の柱も同様に。


ツーバイ材の隅っこに印をつけてから、差し金で直角を測り、最終的にセンター位置を印付けしました。

なんか無駄に複雑な作業をしている気がします・・・




6.ガチャ柱をネジでとめる

手で回すとなかなかネジがきついので、電動ドライバー先生にご登場願うことにします。

こちらは10.8Vバッテリー、最大トルク30N・mです。


※ 電ドラ使用時の注意点

ネジをなめてしまわないよう、少し体重をかけます。



振動がカベや天井に伝って、結構ゴリゴリうるさいです。騒音です。

賃貸住宅の方は、昼間に作業したほうがいいです。




7.棚柱用のブラケットを取り付ける

取り付け方は、ただ引っ掛けるだけでOKです。

ガチャ柱を取り付けたネジ部が少し飛び出ています。 

この部分にブラケットをはめようとするとキツイです

 

取り付けられないことはないのですが、何か不安です。ここは回避しておきましょう。

 

 

 

 

8.棚板を取り付ける 

棚板の上下の間隔が狭いと、ネジを締めるときに問題が起きます。

先に下の板をネジで留めてしまうと、上の板をネジ留めする際に、隙間に電ドラが入らないです。

よく考えて作業の順番を決めましょう。



以上で完成です。

木にネジをつけたあとは木くずがポロポロ落ちていますので、掃除を忘れずに





つかったもの



ガチャ柱です。
複数の呼び名があるので、検索語句ごとに商品リンクを分けています。
「ガチャ柱」の語句でショップ内検索をしたい方はこちら↓

 

 

「棚柱」の語句でショップ内検索できます↓
(棚柱ブラケットも検索にヒットしてきます)


 

 

「棚受けレール」の語句でショップ内検索ができます↓
(今回使っていないダボレールのような商品も検索にヒットしてきます)





続いて、ブラケットです。
ショップボタンを押すと「棚柱 ブラケット」の語句でショップ内検索ができます。
品名に書かれている数字が奥行きサイズです。
非常にいろいろな種類がありますので、じっくりと見てショッピングをお楽しみください。


 

 

棚板用のパイン集成材です。
人によって求めるサイズが異なりますので、ネットで買うならオーダーカットも込みでやってくれる店舗がいいと思います。
各ショップボタンを押すと「パイン集成材 カット」の語句でショップ内を検索します。

 

 

 

 

電動ドライバーです。
本記事で使用したのは「コードレス振動ドライバー」という種類になります。
ドリルビットを取り付ける部分がチャック式(クルクル回して締めるタイプ)なので、六角ビット・円形ビットのどちらでも取り付けることができます。
バッテリー&充電器がセットになっている・いないをしっかり確認してください。
ショップボタンを押すと「コードレス振動ドライバー」の語句で検索します↓

 

 

 

電ドラ本体だけあっても意味がありません。
ドリルビット一式セットがあると色々な物事に対応できます。
写真の商品は、プラスドライバー・マイナスドライバー・ドリルがセットになった逸品です。
各ショップボタンを押すと「ドリルビット セット」の語句でショップ内検索できます。

 

 

 

ネジのような少額商品は、楽天・Amazonポイントで買っちゃいましょう。
表示の読み方。M4×40=太さ4ミリ×長さ40ミリと読みます。
「さらタッピング」で検索↓

 

「トラスタッピング」で検索↓

 

 

その他、差し金や手回しプラスドライバーなどは

こちら↓の記事にある商品リンクからどうぞ

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