ラブリコは公式に耐荷重(使用荷重)が発表されています。
設置を考えるうえで、とても参考になります。耐荷重まとめは、前置きの先にあります。お急ぎの方は読み飛ばしてください。
ラブリコを使った支柱の設置方法を解説した記事はこちら↓
新記事:ラブリコを使った件(柱編)
ラブリコ(LABRICO)って?
正式名称:
ラブリコ 2×4 アジャスター
LABRICO 2x4 ADJUSTER
当ブログでは勝手に省略して「ラブリコ」と表現しています。
俗に言うツーバイ材(2x4材)を、つっぱりポールのように柱として固定できるDIYアイテムです。
縦つっぱり専用です。
左右につっぱって洗濯物を干したりする用途には向きません。
木材を使って好きなように棚を作れるので、とても注目されている製品です。
なお、他メーカーからも形状が違いますが同じような製品が出ています。
ディアウォールが有名でしょうか。
近所のホームセンターではラブリコをメインに扱っていたので、今回の記事はラブリコをチョイスいたしました。
ラブリコ公式はこちらから
↑2x4アジャスター以外の製品もあるので公式Web内をチェックしてください
ラブリコ2x4耐荷重まとめ
公式では、左図を柱の片側に荷重がかかる場合、右図を棚板の両側に柱を立てる場合と表記しております。
便宜上、左図のような配置を横配置、右図のような配置を縦配置とします。
短い表現です。
以下、公式pdfより抜粋です。
・縦配置の場合
ラブリコには棚受けシングルやダブルという製品があります↓
これら棚受けを使って棚板を設置した場合、棚板は30kgまでの重さに耐えられます。
複数の棚を作ったら、それぞれが30kgずつまで耐えられるということになります。
棚板の総数、つまり棚の段数は4段までが安全に使用できる段数です。
棚の長さは120cmまでです。
ダブルの場合は、120cmが2枚横並びで使用できるという意味です。
以上はツーバイ材を使った場合の耐荷重(使用荷重)です。
ワンバイ材を使った場合の数値も制定されていますが、そちらは公式を確認してください。
・横配置の場合
横配置だと棚板を設置した場合、縦配置に比べてバランスが悪いです。
荷重は、柱1本あたり20kgまでにしてください。
棚板1枚あたりではなく、柱1本あたりという点に注意です。
図のように柱2本であれば、40kgまで耐えられることになります。
そしてこれは棚板そのものの重さ、固定する金具の重さなど全てを合算した数値です。
棚板の重さも含んで柱1本20kgです。縦配置と考え方が異なります。
棚板の長さについては特に決められていません。
板が長くなればそれだけ重くなりますし、棚板そのものの強度を保つためにはかなりの厚さが必要になってきます。
横配置の注意点
「ジョイント使用時は柱1本10kgまで」
短いツーバイ材を繋げるのに使う2x4ジョイントという製品があります。
長いツーバイ材を運べない人にとって、短くして運んでジョイントする方式はとても助かります。
しかしながら、ジョイント使用時の耐荷重(使用荷重)は柱1本あたり10kgまでに下がってしまいます。
重量計算される際はご注意ください。
横配置の注意点
「棚板の強度は確保しましょう」
厚い棚板は頑丈です。
しかしその分、重さは増えます。
ホームセンターで実際に厚い板を持ってみると、かなりズッシリきます。
「こんな重い棚を載せたら耐えられないかも」
などと考えて板厚の薄いものを選ぶと、載せたものの重さで棚が折れてしまうかもしれません。
私のような素人だと、どの程度の厚さがあれば大丈夫なのかサッパリです。
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天板の厚み計算ツール
というWebサイトを見つけました。
こちらのページで、棚板のサイズと載せるものの重量を入力します。
すると最適な板の厚みが表示されます。
ここでは棚に載せるものの重量は16kgと入力しました。
棚板と固定金具で4kgいくかどうかは正直わかりませんが、厚みの数値はなんとなく判りました。
なんの参考もなしに選ぶよりはマシかなーと思います。
木の材質は、無垢材よりは集成材のほうが反りが少ないのでオススメです。
軽いからといって桐(キリ)などを選ぶと、柔らかい材質ですので、モノを載せたとき超たわみます。マジで折れそう。
(※経験者は語る)
強度の目安
パイン材 < チェリー・ウォールナット材 < オーク材 < メープル材
強化された2x4アジャスター
「突ぱりキャップ強力」 という製品
横配置でも自転車やテレビなどを掛けられる強力タイプができました。
天井の接地面と床の接地面に両面テープを貼る必要がありますが、耐荷重は柱1本あたり40kgまで上昇しました。
※ 注意点
自転車を飾る場合は床に40cmの当て木が必要です。
テレビを設置するには2本の柱の設置と専用ハンガーが必要です。
おわりに
メーカーから公式に発表されている数値は、あくまで実験値です。
使用状況や木の材質によって数値が上下する場合がありますので、過信しないでください。
とはいっても、ディアウォールは公式にいっさい数値を出していないので、参考値ながら発表しているラブリコはDIYする人にとって手に取りやすい商品だと思います。
木材が乾燥して縮むこともありますので、ラブリコ設置後は1週間に1回はネジを増し締めして、ゆるみがないか確認するようにしてください。
ネットで買う人向け
ラブリコ2x4アジャスターです。
ツーバイ材用です。
ワンバイ材向けの1x4アジャスターも存在しますが、太いほうが安心だと思うので私は2x4アジャスターをおすすめします。
色は種類があるので、お好みのものを探して下さい。
それぞれのショップのボタンを押すと、「ラブリコ アジャスター」の語句でショップ内を検索します。
ツーバイフォーの商品表記が出品ごとに統一されておらず、×(かける)なのかX(エックス)なのかハッキリしないので、「ラブリコ アジャスター」という曖昧な語句での検索になってしまいました。
ラブリコ2x4棚受けシングルです。
1セット(2個入り)商品です。
柱3本・棚板2枚という組み合わせの棚を作る場合、シングル1セット(2個入り)+ダブル1個という組み合わせで棚受けを用意する必要があります。
「ラブリコ 棚受け シングル」で検索します↓
2x4棚受けダブルはこちら。
こちらは1個入りです。
柱3本・棚板2枚という組み合わせの棚を作る場合、シングル1セット(2個入り)+ダブル1個という組み合わせで棚受けを用意する必要があります。
「ラブリコ 棚受け ダブル」で検索します↓
2x4アジャスター 突ぱり強力タイプです。
「突っ張り」ではなく「突ぱり」です。
耐荷重は40kgです。
普通のアジャスターは耐荷重20kgですので、かなり強力です。
アジャスターと床面の間に両面テープを貼るように指定されます。また、アジャスターと天井の間にも両面テープを貼るよう指定されます。
ボタンを押すと「ラブリコ アジャスター 強力」でショップ内を検索します↓
突ぱり強力タイプで張ったツーバイ材に付ける、テレビハンガーです。
32インチ~60インチ、重量40kgまでのTVなら取り付けることができます。
構造上、2本の柱を立てる必要があります。
ネジ穴の位置・・・・・・横75~400mm、縦75/100/200/300/400mmのいずれかに対応。
ネジ穴の位置が台形を描くようなTVは、ハンガーとネジ位置があわず使用できません。
ほとんどのTVが四角形を描くようなネジ穴位置だとは思いますが。
「ラブリコ テレビハンガー」で検索します↓
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