K13マーチのオーディオパネル(ナビパネル)の外し方・必要な工具の件


K13マーチのオーディオパネルの取り外し方を写真付きで解説します。初めて見たとき「えっ、ここまで外れるの?」とビックリしました。

 

 

 

作業の様子を写真付きで解説

K13マーチには、エアコンを操作するスイッチの形状が2種類あります。

オプションの選択によってダイヤル式・ボタン式に分かれるのですが、どちらのタイプでもパネルの外し方は一緒です。



必要な道具

パネルを取り外すにあたり、確実に必要な道具があります。

内装はがしです↓

こちらはエーモンの製品

パネル間の細い隙間をこじ開けるのに、マイナスドライバーを使ってはいけません

マイナスを使うとパネルの接合部が削れたり壊れたりします。


接合部がガッタガタになった状態は貧乏くさいです。

内装はがしを必ず用意しましょう。


ホームセンターで買うなら、カーグッズコーナーの電装品あたり(ヒューズなどがある場所)に置いてあると思います。




そのほか、オーディオを固定しているネジを回すのにプラスドライバーが必要になります。

先端のサイズは一般的なサイズである「+2」でいいと思います。




1.どこが開くか事前に確認しておく

2DINオーディオ周辺をグイグイ引っ張ていても全くパネルは外れてきません。

私は30分くらい時間を無駄にしました。

ホント壊れなくて良かったですよ

 


K13マーチは、この部分が開きます。写真でご確認ください↓

まずは上側。

わかりやすいように、わざと隙間をあけています。


続いて下側。

助手席側の足元から撮影しています。


おわかりいただけたでしょうか。

銀色のパネルよりはるか外側から開きます。

間違った箇所をひっぱって壊さないようにしてください。



固定しているツメはこれ↓

 

車体側に受け穴(凹側)、パネル側に金属のツメ(凸側)。

これが10ヶ所ほど存在します。

硬いです。





2.下の隙間に内装はがしを刺す

通常はぴったりとくっついているパネルですが、1ヶ所だけ隙間があります

その隙間に内装はがしを差し込んで、なんとか隙間を広げます


銀色のパネルの下側に、ちょっとだけ隙間があります。

内装はがしがやっと入る隙間です。

 

刺したら、両手でパネル全体を持ち上げる要領で引っ張ります。

両手で両側から引き上げるイメージです。

 

片側から内装はがしだけを使って、テコの原理であげようとしても持ち上がりにくかったです。

 

 

ほんのちょっと隙間ができたらOKです。

反対側からも同じ手順を繰り返しましょう。



※ 注意点


内装はがしを刺したままスライド移動させてはダメです

パネルの裏側には小さなツメが生えており、内装はがしで折ってしまうからです。




3.少しずつ隙間を広げていく

けっこう硬いです。キツいです。

全体的にまんべんなく持ち上げて、隙間を広げていきます。


内装はがしが入る隙間ができたらチャンスです。

内装はがしを刺して、ガバっと引っ張ります。


10ヶ所ある金属のツメがどこか1個でも外れてしまえばこっちのもの。

パネルを外してしまいましょう。

金属のツメ




4.ハザードスイッチの連結部品をはずす

パネルはポロリしたでしょうか?

パネルが外れてもまだ目標達成ではありません。

 

まだ、ハザードスイッチの配線がつながっています


 

チラリと見えている白いプラスチック部品が、カプラーもしくはコネクターと呼ばれるものです。

配線を連結する部品になります。



これもまた硬くてキツイです。

おまけによく視認できないので、ツメを押せなくてイライラします。

指の先端で深くツメを押し込む必要があります。浅いと取れません。

指のツメでツメを押すのです()




はい、とれました。





5.オーディオのネジ4点をはずす

ここまで来れば、本記事の目標は達成です。

裏から充電ケーブルを引っ張ったりする記事はそのうち書きます。


ネジをはずすときは、落とさないように指で支えながら、落ち着いてドライバーをまわしましょう





6.元に戻すときの注意点

パネルを元に戻すときに、よく忘れて失敗しやすい項目を書いておきます。


「アース配線を締め忘れないで」

あれ、これってどこについてたんだっけ?と不安になるかも。

オーディオをとめている4点のネジのうち、ひとつのネジに挟んでネジを締めておけばいいです。



「ハザード配線を付け忘れないで」

存在を忘れたままパネルを閉めて、最後にあっと気づくタイプ。

オーディオを外すときに、この配線は奥のほうに落ちていきます。

オーディオを戻したとき、引っ張り出すのを忘れると手が届きません。

必ず先にケーブルを引っ張り出しておき、それからオーディオを固定しましょう。



「隙間なくパネルを閉じて」


最後に金属のツメをはめれば、パネルは元の状態に戻ります。

手をグーにしてドスドスと力を入れてパネルを叩かないと、金属のツメは完全に入らないかもしれません。


隙間があいていたら完全に閉まっていない証拠です↓


 

いずれの作業も、壊さないように慎重にやりましょう!

おわり

 

 

つかったもの

 

内装はがしです。
内張り剥がし・パネル外しなどいろいろな呼び方があるようです。
数種類のセット品もあるようですが、通常用途としては1本で十分ではないかなと思います。
余った楽天ポイントで買えるような廉価品でも必要十分です。
各ショップボタンを押すと「内装はがし」の語句でショップ内を検索できます。
価格を吟味したうえでご購入ください。

 

 

 

 

プラスドライバーです。
なめたネジでも回しやすい形状のドライバーというものが売っています。
なめていない通常のネジでも食いつきが良いのでおすすめです。
写真の商品がそれです。
各ショップボタンを押すと「パーフェクトドライバー」の語句でショップ内を検索します。


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