板を3枚合わせればテーブルになるべ?という安易な発想の件

過去の投稿
ヴィンテージワックスが乾かなかった件と対処した件
の、続編です。



前回のあらすじ



前回は、パイン材とワンバイ材に色を塗って、ウレタンニスでコーティングを施しました。



ヴィンテージワックスで塗装をしましたが、厚塗りしてしまいワックスが乾かず、失敗に終わったのでした


その後水性ウレタンニスを上からひたすら塗ったくって、勇者の一行は、最強の敵であるワックスを封印することに成功したのでした


僕たちの冒険は始まったばかりだ!
おたかインダストリー先生の次回作にご期待ください






目標はテーブル



なぜこのような板を準備したのかというと、次のようなテーブルを作ろうとしていたからです。
コの字型


今回の図を作成するにあたって、フリーソフトのファイアアルパカ3Dパース機能を使わせていただきました。
素晴らしいソフトです。



私が住んでいる賃貸住宅は入り口が狭く、家具屋で売っている大きな棚は搬入することができませんでした。


入らないのなら、家の中で組み立ててやるぜ

などと調子に乗って、初心者DIYにチャレンジすることにしたのです。



このテーブル、キッチンに置くことを想定しています。

上に電子レンジや炊飯器など、下に分別用ゴミ箱を何個か置きたいなーと思っていました。
画像はイメージです。


「板切れを3枚合わせるだけでテーブルができちゃう!マジで神!」

などと浮かれていたのですが、ここで落ち着いて思慮を巡らせてみます。


キッチンの余白サイズをもとに棚の大きさを考えたところ、サイズは長さが1400mmにもなります。

逆に幅は400mmより大きいとジャマになります。

天板が細長いな……。




強度の問題



テーブルの上には電子レンジやオーブントースター、電子ケトルなど調理で使いそうなものを載せる予定です。

つまり、↓のようになるのでは……
バキッ


木の材質はパイン材です。見た目で選びました。

ネットで「パイン材 強度」などと検索すると、某Q&Aサイトで「弱い」というアンサーが出てきます。


これはいかん。


なにか補強をせねば。




対策を立てる




 1案.裏板をあてる


とりあえず思いついた案が↓
 裏側に板をネジ留めしてあてがう方法です。



この方法、裏にネジをたくさんつければ強度は保てそうな気はします。


しかし前面には補強板を付けることはできません

下にゴミ箱はどうしても置きたいので、前面に板をあてがうとジャマになってしまうのです



つまり、裏面は強くても、前面(=手前側)から折れる可能性が。


1案は却下です。



2案.縁の下の力持ち板をあてる


こういう工法があるのかよく知らない素人案↓
こういう板を付けるじゃろ?



そして、こうじゃ。


ジョイフルエーケーの棚がこんな感じになっていて、とても強そうでした。



どうもこんばんは。
売り物を見ないで棚ばかりキョロキョロ見ていた怪しい客です。




改めて必要な材料を確認する



  1. 天板(パイン集成材)…1400mmx400mm が1枚
    必要は長さは、置きたい場所から算出しました 
  2. 横板(パイン集成材)…800mmx400mm が2枚
    ゴミ箱にゴミを捨てやすいように、ある程度の高さを確保します 
  3. 支柱(ワンバイ材)…1400mm-パイン材の板厚 が2本
    安売りしているものを狙います
  4. 木ネジ…12本あればよい
    支柱を留めるのに1か所で2本使うとします
    そして天板を留めるのに4本
    4mmくらいの太さで、ちょっと長めの50mmほどの長さでいいかなと
    深く考えずに決めました
     
  5. フェルト…少々
    100均で売っている、両面テープ付きタイプです
    横板と地面が接する箇所に貼って、気休め程度の緩衝材にします



各木材の特徴 



パイン集成材

集成材は、細いパイン材を接着剤で繋ぎ合わせて1枚の板にしたものである。

こうすることで、反りが起きにくくなる。

見た目がキレイ。

パイン材はシロアリの好物なので、使う場所によっては対策も考えておく。



ワンバイ材

ワンバイとはサイズ(規格)を表現している言葉である。

1x4のように記述し、これはワンバイフォーと読む。

板厚は19mm。

ツーバイ材も存在する。ツーバイの板厚は38mm。

ワンバイ・ツーバイをまとめてツーバイ材と呼ぶことがある。

木の材質はバラバラだが、特徴が似ているため、まとめてSPF材と呼称される。

強度はあるが、集成材より反りやすい。




 ホームセンターで木材カットをしてもらう際の注意点



「求める長さよりも、少し長めの木材を購入すること!」


これはとても重要なことです。


先ほど算出した木材の長さですが、パイン材は
1400+800+800=3000mmあればよいことになっています。

3000mmピッタリの木材があったので買いましたが、実はここから必要な分は取れません。



ホームセンターで木材をカットしてもらう際、数ミリのロスが発生します。


今回、1400の天板を切ってもらったところで、スタッフさんから
残り800が2枚とれない
と宣告されました。


「横板として使うので、2枚の長さが揃っていればよい。プランBに移行しろ」という旨を伝え、

横板は780mmで統一してもらうことで対処しました。



ということで、材料を揃えてから塗装をしていたので、
あとは組み立てフェーズに突入するだけです。

次の投稿はこちら

おわり




つかったもの





今回はパイン集成材とワンバイ材を使用しましたが、ホームセンターでカットしてもらうことを前提として記事を書いています。
店頭で購入した木材に限りカットしてくれるため、ネットショップへのリンクを貼るのをやめようかと思っていましたが、

なんと。ネットだと「ワックス塗装済み」木材などが売られているんですね。
塗ってる時間などない!という方にうってつけです。

各ショップのボタンを押すと「パイン集成材」でショップ内検索にかけます。





ワンバイ材も上とほぼ同じです。
こちらは「ワンバイ材」の語句で検索をかけます。

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