GPSレーダーをOBD2接続でK13マーチに取り付けた件


完成図
 車種はK13マーチです。ディーラーに持ち込む時は外しますが。


昔の図

使っているのは、セルスター工業のGPSレーダー探知機です。

上の図のように、レーダーはもともとフロントガラス上部に付けていました。



ゲル吸盤なのでガッチリ取り付けできた、と思っていました

ですが、たまに吸盤が外れてプラ~ンとなっていたので、下のほうに付け直すことにしました



下のほうならダッシュボードが受け止めるからプラ~ンとならない!



ついでにOBD2での繋ぎ方も写真を交えて説明したいと思います。





 レーダーの電源をOBD2から取る理由


製品には、シガーソケットから電源を取るケーブルが付属しています。

これは使用しません。

なぜかというと、シガーソケットはスマホの充電用USBソケットなどで使うからです。


他に電源を取る方法として、レーダーを販売しているメーカーからOBD2接続用のアダプタが別売りされています。




・OBD2(オービーディー ツー)とは

OBDIIというローマ数字表記の場合もあります。

車両の状態、故障エラー番号などの情報を得るためのコネクタです。
本来は修理業者が使用するものです。


ここからレーダーの電源を取ることができます。







うちのK13マーチはタコメーターがありません。

タコメーターがないモデルでも、エンジン回転数の情報をOBD2経由でレーダーが取得して、画面に表示させることができるようになります。


OBD2を使うもう1つの理由はこれです。



OBD2用アダプタはレーダーに付属しておらず、別売りです。

車種にあったものを買ってきてから、取り付け作業にかかりましょう。





K13マーチのOBD2コネクタの場所


ハンドルの下にこんなフタがあるじゃろ?

これを、こうじゃ。


ここに専用アダプタを刺します。





OBD2アダプタが干渉してフタが閉まらない




他の車種がどうなのかわかりませんが。

アダプタを刺すと、K13マーチではフタが閉まらなくなります。




 どうしようもないので、フタをするのはあきらめます・・・・・・

フタは無くさないようにしまっておきましょう。





 OBD2のケーブルをピラーまで取り回す



外側にケーブルを這わせてレーダーまで取り回すと、見た目がキタナイです。

実はK13マーチは、パネル裏に空洞があって、ピラーの根元までつながっています
(他の車も同じような構造だとは思いますが)

 
ケーブルは外側を通さずに、パネル内部を通します。
 そしてピラーの根元まで開通させてみましょう。


まずはピラーカバーを外します。





・運転席側のピラーカバーを外す手順

助手席側はこちらの記事でやってます。


1.ゴムのブッシュを引っ張って外す


力を入れて下に引くだけでゴムは取れてきます。

この程度まで外せばOKです。全て取り除く必要はありません。


2.ピラーカバー上部を手前に引っ張る


経験上、指の先をしっかり引っ掛けて、手前に引くほうが取れやすいです。






めでたくカバーを外しましたら、次へ進みましょう。




・空洞が下までつながっている場所を確認


 ピラー根元の、この位置から下まで穴が繋がっているのですが、
 
 途中に引っかかる場所があって、非常にわかりにくいです。



パネル下部は塞がれておらずスカスカなので、

上からヒモを垂らし、下部から手を入れてヒモを掴む

下でケーブルとヒモを結び、ヒモを引っ張ってケーブルを上まで通す荒技

の方法もお試し下さい。
手を突っ込むならココ






無事開通です。






・ピラーカバーを閉めた際、どこにケーブルを通すか



当初の予定では、ケーブルをガラス側からひょっこり出そうとしていました。

試しにピラーカバーを付けてみたところ、隙間がなく、このままではケーブルが断線してしまう恐れがありました。
 (↓の写真の赤い点線の部分)

 で、ここから出しました。
 (↑の写真の青○参照)




ちょっと見た目がアレですが、ゴムブッシュを閉じるとこうなります。

ゲル吸盤式のスマホホルダーも設置した図です。

ピラーカバーに穴を開けたくなかった&ダッシュボードに両面テープ痕は残したくなかったので、最終的にこういうことになりました。




余談ですが、OBD2のケーブルがバカみたいに長いので、うまい場所でインシュロックでまとめておきましょう。





最後にレーダー本体をホルダーに挟めば完成です。

次へ進みましょう。





スマホホルダーに挟む為、レーダーを加工



 今回使ったレーダー(セルスター工業製 AR-313EA)はスマホのように薄い造りではありません。

ですので、スマホホルダーのツメでは掴むことができません




「なにか掴めるような突起があればよい 」




会社で捨てられていた、厚いプラ板を使うことにしました。

両面テープでレーダー裏面にとめて、プラ板の部分をホルダーでつかむようにします。

両面テープはもちろん強力なやつを使います。






めでたく作業完了です!
タコメーターの画面は写真取り忘れたよ!
どうせCVTだからエンジン回転数なんて気にしないし、見ないんだよ!


新しいモデル欲しいです。


おしまい






 つかったもの




GPSレーダーです。
私が使ったものは貰い物で、古いモデルになります。(セルスター AR-313EA)

古いモデルは、MicroSDカードにデータを入れて使用しなければいけません。
新しいモデルは無線LAN内蔵なので、自宅のそばに駐車していればWi-Fiを拾って、自動でデータを更新してくれます。

さらに、最新のモデルはレーザー式オービスにも対応しています。
断然、新しいモデルを選んだほうがいいです。

それぞれのショップのボタンを押すと「GPS レーダー 無線LAN」の語句で、ショップ内を検索します。








OBD2アダプターです。
写真の商品は、上で紹介したセルスターのレーダー用OBD2アダプターになります。

ショップボタンを押すと「OBD アダプター」で各ショップ内を検索できます。
II(ツー)の文字が2なのかⅡなのかIIなのか不明なので、「OBD」で検索をするようにしています。

ご自身が買おうとしているレーダーのモデルに対応したOBD2アダプターを、必ず公式Webサイトでご確認ください。







わが名はインシュロック、またの名を結束バンド!

真夏の車内は温度が60度に達することがあります。
こだわりたい方は、耐熱タイプをどうぞ。

ショップボタンを押すと「インシュロック 耐熱」の語句で各ショップ内を検索します。







スマホスタンドです。

セルスター工業からは、レーダーをダッシュボードに設置するような台座が出ています。

私のように「両面の跡をつけたくない、ピラーカバーに穴を開けたくない」という方は、スマホスタンドで挟むしかありませんね。

レーダーは厚みがあるので、そのままではアームで掴めません。お忘れなく。

ショップボタンを押すと「スマホスタンド ゲル吸盤」の語句で各ショップ検索をかけます。

コメント