K13マーチでヒューズから電源を取りドラレコを付けた件

完成図

K13マーチDIYの話です。


ヒューズボックスから電源を取り、Aピラー内側からケーブルを取り回し、フロント部にドラレコを取り付ける様子を写真で説明しようと思います。




完成目標



日産マーチK13型(平成29年車)、フロント部にドライブレコーダーをつけます。

ついでにスマホも付けて、カーナビとして使います。

電源はヒューズからとり、ケーブルを伸ばして付けます。



ドラレコ・スマホどちらも電源ケーブルはMicro USBになります。

ヒューズ→ギボシ端子→USB端子→Micro USB端子と変換する予定です。

使うアイテムはそれぞれの手順で解説します。




取り付け後の話なのですが、完成写真にあるスマホはジャマなので外しました

カーオーディオのあたりに付けたのですが、それについては他の投稿で解説したいと思います。




K13マーチのヒューズボックスの位置



電源を取りたいヒューズボックスは助手席側です。

したがって、助手席側での作業となります


こんな位置にあるんです↓
助手席側ダッシュボードの横



私は古い知識しかなかったので、「運転席側の右足のあたりでしょー」とばかり思っていました。

びっくりです。


それでは早速、助手席側のAピラーカバーを外す作業にかかりましょう。




Aピラーカバー取り外し方の手順



 ・ゴムブッシュを外す


車体側の、助手席のドアを受ける部分にゴムブッシュがついています。

はめてあるだけなので、引っ張れば取れます。
どこから引っ張ってもよいのですが、Aピラーカバーのあたりだけ取れればOKです。



・カバーを外す


Aピラーのカバーは金属のツメで固定されています。

(下部はプラ製のツメですが)


それほど壊れる心配はしなくていいですが、力をかける方向によって外しやすさが変わってくると思います。

外すときは、次のようにしてみてください。



まず、上側に指を掛け、手前の方向に力を入れます。
 けっこう固いです。

「バツンッ!」という音がしてツメが外れればOKです。



普段から車内をワックスなどで拭いていると、カバーがツルッツルになって指を掛けるどころではなくなります。

事前に油分を拭き取っておきましょう。



続いて、奥の方向にカバーを押します。
こうすることで、プラスチックのツメが浮いて取り外しやすくなります。


あとは縦方向に引き上げれば、カバーは完全に外れます。




ピラーからヒューズボックスまで線を伸ばす



カバーを取った位置からヒューズボックスのところまで穴が貫通しています。

細い隙間ですが、開通しています。


そこにケーブルを上から垂らして、ヒューズの位置まで線を通します。


使用部材


垂らすケーブルはこちら。
エーモンから出ている2種類のケーブルを連結させます。
※ USBx2端子の写真が見当たらなかったのでUSBx1端子ケーブルです



1本目は、低背ヒューズから電源を取るケーブルです。

10Aヒューズから5Aまでの電源が取れるタイプです。

ドラレコとスマホの両方に電気を流しても5Aで足りるので、このタイプにしました。




2本目は、ギボシ端子からUSBに変換するケーブルです。




これらを連結させて、上から下へと垂らします

下から上へと線を押し上げるよりは、上から下に垂らすほうが楽です。




ヒューズボックスのフタを開けておきましょう。
画像の赤線のところが開きます。


マイナスドライバーなどを差し込む隙間がフタにありますので、割れたりキズがついたりしない程度の力をジワリジワリとかけて開きましょう。





ケーブルのアースを取る



垂らしたケーブルは、ギボシ端子の部分が見えるまで引っ張って出しておきます。


クワガタみたいな端子はアース端子です。

今回は、ここに留めてアースを取ります。



すべてを付け終わった写真になってしまいましたが、赤丸の位置をご確認下さい




ヒューズを差し替える



元々付いていたヒューズを抜いて、ケーブルの先端に付いているヒューズ形状の部分を刺します

今回は赤色のやつ、10Aヒューズを差し替えます


いっぱいヒューズが付いていて、どれを差し替えればいいのか迷います。



・どのヒューズを差し替えるか、用途から考える



ドライブレコーダーは、エンジンを切っている間の動作は必要ありません。

つまり、常時電源につなぐ必要はないことになります。



残りは、IG電源かACC電源のどちらかから電源を取ることになりますが、

カーオーディオと同じように電気が入るのがいいかなーと思いますので、ACC電源(アクセサリ電源)から電源を取りたいと思います。




先ほど外したフタの裏側に、どのヒューズがどの電源に対応しているのかが記入されています。

10AのヒューズでACC電源に対応しているものは、このヒューズです。
 したがって、この部分のヒューズを引っこ抜いて、ケーブル先端についてるヒューズと差し替えます。



ヒューズを引っこ抜く時には、専用の道具が付属しているので、それを使います。
白いプラスチックのクリップみたいなやつです。



差し替えるのは、ここのヒューズです。
 抜いた元々のヒューズは、右上のスペースにでも刺しておきましょう。




すき間テープを貼って衝撃吸収させる



ケーブルをヒューズボックスの隙間に押し込むのですが、走行中カタカタと音を立ててうるさくならないように緩衝材を貼ります。


といっても、使うのは100均で売っている「すき間テープ」です。

使用部材

「すき間テープ」です。

テープ仕様になっています。

これをケーブルに巻いたりして緩衝材の代わりに使います。




で、最終的にこうなります。



ヒューズボックスまわりはこれで終わりです。




ピラー内側にUSB変換ケーブルを固定



次はピラー内側の処理です。
このケーブルを固定したいと思います。


使用部材


・Micro USB充電ケーブルが2本 1.5m。
そのうち1本はスマホ取付位置変更のため、結局外しました

・結束バンド たくさん



つけ方


まず、結束バンドをこのように繋ぎます。



そしたら、これをこうするじゃろ。
結束バンドで、元からある線にくくりつけます。

すき間テープを巻いてます。



ケーブルの残りの部分も、結束バンドで留めます。
ピラーカバーのツメ穴を塞がないように結束バンドを留めます。



最後に結束バンドの余剰をニッパーで切って、この工程は終了です。




天井からケーブルを通す



車の天井についている絨毯みたいなモノは、隅っこを指であおると隙間ができます


そこで、ケーブルを隙間に押し込んで、ドラレコの近くまで持っていきます。




このへんからケーブルを押し込んでいって、
 ドラレコの近くからチョロっと出すだけで終了です。





Aピラーカバーを元に戻す時の注意点



カバーの根元から元の場所に押し込んでいきますが、力の入れ方に注意する場面があります。



隙間なく一番奥まで押し込みます。

押し込み具合が足りないと、カバーのツメ穴の位置が合わずに取り付けできません。



位置が合っていると、カバーを叩けば、ツメがバツンッ!とハマります



あとはゴムブッシュを戻しておしまいです。

おわり




つかったもの



ドラレコはどのタイプでも問題ないと思います。
私が使ったやつはコレです。吸盤付きのアームが同梱されています。
録画データは、容量がいっぱいになると自動で上書きされるやつです。


各ショップのボタンを押すと「赤外線 ドライブレコーダー」でショップ内を検索します。






ヒューズから電源を取るケーブルです。
K13マーチは低背ヒューズタイプです。使ったのは、10A(赤)から5Aの電気を取るタイプです。

各ショップボタンを押すと「低背ヒューズ電源 10A」でショップ内を検索します。





ギボシからUSB電源を取るケーブルです。
写真のモデルは、2ポートでMAX4.8A。ドラレコだけ付けるのであれば1ポートで十分です。

各ショップボタンを押すと「ギボシ USB」でショップ内を検索します。




すき間テープです。
100均のものは粘着力が弱いので、心配な方は3Mのような専門メーカーの製品を使用されることをおすすめします。

各ショップのボタンを押すと「すき間テープ」の単語でショップ内を検索します。





Micro USB充電ケーブルです。
今回は1.5mのものを使いましたが、ドラレコの取り付け位置によっては1mで済むかもしれません。

各ショップボタンを押すと「MicroUSB 充電ケーブル 1.5m」の語句でショップ内を検索します。




結束バンドです。
各ショップボタンを押すと「結束バンド」の語句でショップ内を検索します。





結束バンドの余剰を切るにはハサミではなくニッパーがいいです。
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ネジを締めるのにドライバーを使います。
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