スマホをカーナビとして使いやすい位置に設置した件


こちらは古い内容の記事です。
もっと便利なスマホホルダーをDIYしました。すぐ下の最新記事をクリックして読んでください。

更新情報

吸盤は結局剥がれてくるので使い物になりません。

吸盤に頼らない新しいホルダーを自作しました。

最新記事:100均のブックエンドとマグネットでタブレットホルダーを作る件

(同じウィンドウで開きます)


以上、更新情報でした。

 

 


1DINの小物入れを利用して100均グッズとスマホホルダーで固定したので、解説していきたいと思います。



作業の様子は中盤から書いています。

すぐ見たい方は、最初のほうを読み飛ばしてください。




市販品をそのまま使いたくない理由



車載専用カーナビは使いたくない


カーナビは操作性が悪いです。レスポンスも悪いです。

スマホでMAPアプリを使うほうが断然いいです。

表示もなめらかにアニメーションするし、情報は最新のものだし、渋滞情報もわかります。


市販されているスマホホルダーはそのまま使いたくない


ダッシュボード上に固定するホルダーは、歩行者を視認するときにジャマになります。

エアコン吹き出し口に固定するホルダーは、吹き出し口のブレードが破損する可能性があります。

また、冬に暖房を使った場合、スマホに熱が直接当たるのは壊れそうで嫌です。

1DIN小物入れに設置するホルダーは、タブレット用しか見かけません。
高いし、種類が少なすぎます。




これはもうDIYしかない!





利用環境



K13マーチ 2DINスペース

純正ナビは買いませんでした。

1DINオーディオ+1DIN小物入れでの運用です。

 

・1DINカーオーディオ

貰いもの。

カロッツェリア MVH-790、USBオーディオです。
CDは聞けません。

Bluetooth対応なのでスマホと通信させています。

同時に1台しかBluetooth機器を登録できません。

USBメモリを刺すには、本体裏面から繋がっているUSBケーブルを、前面に引っ張ってくる必要があります

この車では、1DIN小物入れの底面に穴をあけてケーブルを通し、USBメモリを刺すときにはケーブルを小物入れから引っ張り出すようにしています。


今回スマホを設置するにあたって、このUSBケーブルを充電用とします。


このモデルはマイクも付属しているので、スマホとBluetooth接続が確立していれば手ぶら通話ができます。

カロッツェリアMVH-790の公式ページ


スマートフォン

AndroidでGoogleMapsアプリを使います。

中古で買ったGalaxy S5を使います。

格安SIMのデータ専用プランにしているので、カーオーディオ連動の手ぶら通話は使いません。

その機能を使った場合、通話相手の声が車のスピーカーから聞こえてきます。




スマホを固定する台座の作成



使用部材


100均のダイソーで、こんなものを買ってきました。
・キズ防止フェルトテープ
・カタログ&メニュースタンド
・ニッパー


これに合体させるものとして、
・スマホホルダー(吸盤タイプ)
を使います。


使用前の写真を撮り忘れました↓
メーカー不明



カタログ&メニュースタンドは、横にすれば1DIN小物入れに押し込めそうなサイズです。

こんな感じにしていきます↓
完成図


ちなみにクルクルっと巻かれているケーブルは、オーディオ付属の「USBメモリをつなげる用ケーブル」です。

ここにMicroUSB充電ケーブルを刺して、スマホの充電に使います



作業手順


カタログ&メニュースタンドのジャマな部分をカット


スタンドを横向きにして1DIN小物入れにズブリと差し込みたいので、
写真赤線のところ、足の部分をニッパーでバキバキと切っていきます

(作業中の写真を撮り忘れたので、完成写真を使っての説明です)



キズ防止フェルトテープを上部と下部に貼る


テープを上下に貼ると、1DIN小物入れにちょうどギュっと入る大きさが確保できました。

上部と下部、さらに小物入れの奥にぶつかる面にテープを貼ります。




注意したいのは、テープの粘着が弱いということです。


上の写真ではスタンドの両サイドをカバーするようにテープを貼りましたが、

粘着が弱いので、こうなります↓
浮く。




サイドまでテープを貼る必要はなさそうです。


テープはキレイに貼る必要はありません。

小物入れに押し込んでしまうとテープは見えなくなるので、見栄えを気にする必要はないでしょう。



吸盤式のホルダーを付ける


できるだけ手前に付けます。
完成図


アーム部分がDINに干渉しない形状のものを選びましょう。



(実際に使ったものですが、個別に写真も撮っていないし箱も捨てちゃって、メーカーや型番がわかりません……)(また外すのもちょっとアレなもので……)




カーオーディオとスマホをつなげる



「つなげる」際に音が出なくなる問題


MicroUSB充電ケーブルを使って物理的に接続するのと、Bluetoothで接続するのと、2通りの意味での「つなげる」です。

オーディオがMTP接続に対応しているのですが、MicroUSB充電ケーブルを接続したときに、これが問題を引き起こします


MTP接続とは


Media Transfer Protocol 接続の略です。

簡潔に述べると、対応機器を繋げると、自動再生してくれるものです。


このカーオーディオMVH-790は、音楽ファイル形式 .mp3 .wav .wma に対応しています。

スマホに上記データが保存されていれば、MicroUSBケーブルで接続した際、それらが自動再生されます。



MVH-790においての問題


スマホにmp3などが入っていれば、充電ケーブルを挿したときに勝手に再生が始まってしまいます。

これはつまり、オーディオをBluetoothモードにしていたとしても、勝手にUSB機器再生モード(MTP接続)へと変更されてしまうということです。


AUX端子(イヤホン端子)はオーディオ本体の背面にあり、私は線を前面へと引いているわけではありません。

なので、Google Mapsの案内音声はBluetoothモードで音を聞いていたわけです。

この、勝手にMTP接続に変更される点が問題です。


※ MTP接続の状態では、Google Mapsの音が聞こえません
(もちろんYoutubeの音も聞こえません)



Galaxy S5においての問題


さらに、スマホ側の設定で「USB接続時の動作」を決めることができるのですが、

勝手にMTP接続設定に戻されてしまう仕様になっているようです。


Galaxy S5側の設定(開発者向けオプションを表示しています)でいくら「充電」に変えようが、
有線で接続すると、勝手にMTPに戻されてしまうのは問題です。

※ 写真に見える「Audio Source」を選んでも音は鳴らないので、結局Bluetooth接続をすることになります


問題の相乗効果(?)


このような状況は、エンジンをかけ、オーディオに通電後に、スマホをMicroUSB接続すると発生します。


いったんMTP接続が確立すると、カーオーディオのSOURCEボタンを押してBluetooth接続モードにしても、音が出なくなります。


このような状況から解決する方法


解決するには、2通りあります。

○ カーオーディオのSOURCEボタンを押して、MTP接続モードからBluetooth接続モードにする → スマホのBluetooth設定から、接続の切断&再接続を行う

○ エンジン始動前(アクセサリー通電前)からMicroUSB接続しておく


これ以外の方法で解消するやり方は、個人的に発見できていません。

手持ちの環境を変更する余裕はないので、これで我慢するしかありません




使用感



AndroidはこのGalaxy S5しか使ったことがないので他はよくわかりませんが、動画を流しながらナビも使えるので、運転に疲れた時の気分転換も余裕です。
スクリーンショット



助手席からも手が届く位置にスマホがあるので、同乗者にスマホ操作を任せることもできます。

オッケーグーグルも使えますが、呼んでもいない場合でも誤反応することがしばしば有り、機能をOFFにしました。



動画再生+カーナビ併用だと充電が追い付かなくて、充電状態でありながらも少しずつバッテリー残量が減っていきます。


Androidの充電はカーオーディオから取れることになったので、シガーソケットからはLightningケーブルを充電できる運びとなりました。



改善すべき点


ハザードランプが押しにくくなった。

おわり


追記
長い間使用し、しばらくして環境も変わりましたので、新しい記事を書きました↓
車載スマホホルダー選びで失敗した件



つかったもの






スマホホルダーです。もしくは、スマホスタンドです。
強力ゲル吸盤で100均のアクリルスタンドにくっつけます。アーム部が1DIN小物入れと干渉しない形状のものをチョイスしましょう。
各ショップのボタンをクリックすると、「スマホスタンド ゲル吸盤」の語句でショップ内商品を検索します。

写真の商品が、今回使用したものに一番形状が似ています。






100均のダイソー商品につきましては、商品の入れ替えが激しいお店なので、今回使用した部材が手に入らない可能性があります。
同じものをお探しの場合は、実際お店に行ってご確認ください。

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